「涼をまとう、という贅沢」
NagaoDaisuke
真夏の昼下がり
丸太町通から少し南
御所南エリアの路地を抜けて
柳馬場通にある小さなブックカフェへ。
ガラス越しに見える椅子の張り地が涼しげで
思わず扉を引いた。
観光地とは違う
“暮らしの京都”が残るこの界隈では
着るものにもどこか品が求められる。

そんな日常に
このショーツがちょうどいい。
素材は長綿。

細く長い繊維は自然な光沢を生み
まるでドレス地のように艶やかだ。
それを天竺編みで仕上げた生地は
驚くほどなめらかで
手のひらに乗せるだけでその違いがわかる。
肌に触れる感触はツルリとドライで
風通しもいい。
気温35度以上の京都で
ショーツの価値は“快適”と“品”の
両立で決まる。
ドローコードでラフに穿いてもいいし
ベルトを通してシャツを
タックインすれば
見え方が一気に変わる。
たとえば、白のスーピマコットンのシャツを
ロールアップして
足元は黒のミニマルなレザーサンダル。
買ったばかりの本を片手に
京都文化博物館までゆっくり歩く。
ふと寄り道したギャラリーや
出町桝形の静かな喫茶室。
そんな“自分の京都”に似合う
都会的な抜け感がある。
洗ってもすぐ乾く。
シワも気にならない。
それでいて、だらしなくは見えない。
スウェットショーツでは
足りない“余白と完成度”を
この一本は持っている。

夏の街を歩くとき
どんな短パンを穿くか——
その答えは
意外とこの天竺ショーツなのかもしれない。