土の器が似合う年齢になった。

土の器が似合う年齢になった。

NagaoDaisuke


30代の頃まで

器にはまったく興味がなかった。

食器なんて

料理がのればそれでいい。

そんなふうに思っていた。

 

 

ところが、いつからだろう。

ふとしたきっかけで土ものの皿を買ってみたら

朝食のトーストすら

少しだけ丁寧に見えた。

暮らしの密度が上がるというか

いい意味で“気にしてしまう”。

それが心地よかった。

 

陶芸家・宮田春花の作品には

土の力強さと、細部に宿る繊細さが

共存している。

焼き締めの肌は荒く

どこか静か。

使えば使うほど

手に馴染んでいくのがわかる。

 

彼女の器は

日常の「普通」に寄り添う。

でも、完全には迎合しない。

どこかで、作品としての強度を保っている。

 

 

7月18日(金)から始まる本展では

定番のプレートからぐい呑みや

少し変化球の形まで

宮田春花の「今」が並ぶ。

 


 

料理好きにも

民藝好きにも刺さるはずだが

何より

ただ“いい空気を持つもの”を

探している人に見てほしい。

 

 

器の話をしに

夏の午後にでもぜひ。

 

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