「一枚で、京都の空気を連れて歩く」

「一枚で、京都の空気を連れて歩く」

NagaoDaisuke

 

日本のクラフトマンシップ。

厳選された天然素材。

侘び寂びに通じる

静かな美意識。

それらを軸に

現代の生活に溶け込む服をつくる。

 

 

その象徴が

オーガニックコットンシャツ。

岐阜の熟練職人が縫う

正確な運針。

肩にかかる重さはほとんど感じないのに

布の面はしっかりと形を保つ。

指先で触れれば、やわらかさの奥に

芯のある手応えがある。

着るほどに生地はほぐれ

洗いざらしの皺が光をやわらかく散らす。

真っ白な定番カラーも

もちろん良いが

このエクリュはアンティークぽさを

残している。

 

 

春。

御所南の路地

春の香りが混じる風を胸いっぱいに

吸い込みながら、軽く袖をまくる。

 

夏。

木屋町の川風にシャツの裾が揺れ

素肌に触れる冷たい空気が心地いい。



秋。

寺町通りの古道具屋を抜けるとき

ニットの中のシャツ襟が首もとを整える。


冬。

丸太町の喫茶店でコーヒーを待つ間

外したコートの下に、白いシャツがきちんと座る。

 

 

 

シャツはただの服ではない。

動くたびに空気を含み

季節の匂いを纏う道具だ。

一枚あれば、京都の四季と街の空気を

すべて連れて歩ける。


 

 

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