My Vintage Soul: Levi's 517, Circa '70s

My Vintage Soul: Levi's 517, Circa '70s

NagaoDaisuke

1970年代、アメリカ。

自由を纏うように街を

闊歩した若者たちの足元には

決まってLevi'sの517があった。

腰まわりから裾に向かって緩やかに

広がるブーツカットは

当時の反骨と洗練を象徴するライン。

 



それはただのジーンズではない。

時間を旅する“第二の肌”。

だからこそ、京都の石畳や小道

静けさのなかでこそ映える一本と思う。

このヴィンテージ517を

モダンと伝統が交差する街・京都での装いとして再提案。

 



 

66後期(シングルステッチ)の501と

同時代に生まれたこの517は

状態も非常に良く、しかもレディースサイズ。

今ではほとんど出会えない貴重な個体。

時代の記憶を纏うこの一本が

古都の空気に溶け込む姿を想像してほしい。

 

 

SPRING — 鴨川沿いに揺れるリネン

日差しがやわらかくなった春の京都。
白のリネンシャツを風になびかせ
517をハイウエストで履きこなす。
足元はヌーディなサンダルで抜けをつくり
羽織には薄手のトレンチ。
三条のギャラリーをふらりとのぞいて
カフェでコーヒーを一杯。
装いは軽やかに、でも芯のある佇まいで。

 

 

SUMMER — 祇園の路地で白Tの潔さを

灼けたアスファルトと蝉の声。
Tシャツ一枚、ウエスタンベルトを
ぎゅっと締めて517を穿けば
それだけで成立するのがこのジーンズの底力。
サボサンダルとラタンバッグを添えて
東山エリアをぶらり散歩。
古美術店や和紙の店をのぞく午後。
潔さの中に、さりげない情緒を。

 

 

AUTUMN — 哲学の道に映えるニットとクロッグ

紅葉に色づく哲学の道を歩くなら
ざっくりと編まれたニットと
この淡いブルーの517。
足元はマットなクロッグで音を立てずに歩く。
静かな景色に溶け込むようなアースカラーで全体をまとめて。
古書店で見つけた一冊をバッグに入れて
南禅寺方面へ。

 

 

WINTER — 寺町通で薫るクラシックとモダン

空気が張り詰める冬の京都では
テーラードのロングコートを一枚。
中にはフィット感のあるリブニット
そしてヴィンテージの517を。
足元はスクエアトゥのショートブーツで引き締め
首元にはチェックのマフラーを無造作に。
冬枯れの木々が立ち並ぶ寺町通を
静かに歩いていく。
そんな風景に、ブーツカットの動きが
さりげない余韻を添える。

 

 

Levi's 517は、ただのジーンズではない。

歴史ある街を

どこか異国的な空気で歩くための鍵でもある。

時間と空間を越える装いが

京都の日常に溶け込むとき

それはきっと“旅”になるのでは?

 

 

王道を、王道のままでは終わらせない。

それが、女性に向け70年代のヴィンテージを

選ぶ理由。

細部に宿る手間や意志

色褪せではなく“深まった”と感じさせる色落ち。

Levi’s 517のブーツカットは

誰かの記憶を引き継ぎながら

今の気分にすっと馴染んでくれる。

決して特別な日のためじゃなく

むしろ、パンを買いに出かける朝や

スマホも触らずに歩く帰り道。

そんな日常にこそ映える。

だからUNは、517を“道具”として提案したい。

毎日着ても飽きない

でもふと鏡の中の自分がちょっと素敵に見える

そんな相棒のような一本として。

媚びずに美しいこと。

強くてしなやかであること。

それが、いまのUNが選ぶ

リアルファッションの定義。

70年代の空気を纏いながら、今この街を歩く。

それは、きっと未来に

続くスタイルになると信じてる。

 

Vintage /  Levi's 517

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