次世代へ挑戦 / PAT PRUITT
NagaoDaisukeまぁ、正直中々ございませんよね。
そんな手前都合なデザイン。笑
ところが、あるタイミングでお取引させて頂いていた
インディアンジュエリーのディーラー様のショールーム兼お店に
伺った際、その作品を見たときに一瞬で目を
奪われてしまったことを思い出します。
自身はインディアンジュエリーもそこまでコレクターみたいに
興味を惹かれるわけでも無く、作品として美しいものであれば好き、
そうでなければいくらレジェンド級のアーティスト様の
ものでも嫌いという感覚の持ち主です。
そんな自身が一瞬で目を奪われた理由。
それはその当時にその時まで見たことも
触れたこともない見た目とデザインの作品だったから。
すぐに興味を持った私はそのディーラー様に色々と
質問をしてお話を伺わせて頂きました。
その話を聞き終わった頃には完全に気持ちは
決まっておりました。笑。
その当時のお店では店のコンセプトに合わない為
仕入れは辞めましたが、10年前位に今身に付けている
バングルを購入しました。
すいません、、前振りが長くなりました
さて本題
当店で扱うジュエリーの一つでPAT PRUITTという
インディアンジュエリーのアーティストの作品のご紹介。
まずこのアーティストは通常インディアンジュエリーの
素材にはほとんどがシルバーを使用して作品を制作しているところ、
シルバーは全く使わずにステンレスやチタン、ジルコニウムなどの
人工の鉱物を使い作風でインレイなどのネイティブの
クラシックな技術を入れて作り上げています
シルバーは比較的柔らかい鉱物ですので加工が人力で可能なのですが、
PATの使う素材は人力では加工が100%不可能なんですよ。
で、加工の為に専用の工具を作って作られております。
どんなインディアンジュエリーやねん！！となりますよね。
恐らくインディアンジュエリーがお好きな方々からは
賛否が分かれる作品になっていると思います。
（否定の方が多いでしょうね笑）
最早インディアンジュエリーというよりも工業デザイン
というルックスのジュエリーですので。
その見た目のデザインが無茶苦茶カッコいいやんとなった事が
一番なのですが、次にその思考が好きになったんです。
まず天然の鉱物はいずれ手に入らなくなるか入りにくくなります。
（減り続けるので）
そうすると価格が高騰し、そのうち非現実的な
価格になることは目に見えております。
（まぁまだまだ先の話でしょうが笑）
そこで人工に作られる素材を使いデザインや
作る技法や技術を次の世代へ残していく事を考えているのではないかと
感じています。
ネイティブジュエリーのような世界では
こんな考え方や作品は受け入れられにくい時代もあったと思うのですが、
それをチャレンジして世に送り出すそのマインドにやられました。
今店頭にあるバングルはステンレスに車に使用する
タイミングベルト（ラバー）をインレイした物になってます。
もうそれはそれは変なバングルですよ。
実物を見て頂いた方はご存知でしょうが。
サイズも調整ができませんし。。笑。
見た事も無いような不思議なジュエリーなんですが、
不思議とどんな服装にもコーディネートは可能なんです。
そこも扱う大きな理由です。
いくら思考や作風が興味深くとも洋服屋で提案する
コーディネートに合わないデザインのものであれば展開はしません。
冒頭でも書いた通り、どんな服でも年齢を重ねても
身に付けらるデザインなのでセレクトしてます。
ウダウダ書いてますが、ここが非常に重要です。
トレンドも関係なく、年齢やスタイルも関係なく
気に入った方であればどなたでもコーディネートして頂けるジュエリー。
しかもそれが大抵服装を選んでしまいがちな
インディアンジュエリーという事。
いかがでしょうか？こんな変態なジュエリー。
一生身に付けたいと思いませんか？笑
ではまた。