京都を歩くためのスウェット。 ――ナイロンアノラックと街着の新しい関係

京都を歩くためのスウェット。 ――ナイロンアノラックと街着の新しい関係

NagaoDaisuke

京都の街を歩くとき

最近よく手に取るのは

ナイロンのアノラックプルオーバーと

このスウェットの組み合わせ。

理由は単純で

朝晩の寒暖差

路地に入ったときの風

自転車に乗る時間

そのすべてにちょうどいい。

 

スポーツでもなく

アウトドアに寄りすぎるわけでもない。

京都の街に必要なのは

「動けて、静かで、違和感がない」こと。

 

 

アノラックの中に着ているのが

和歌山の丸編み機で編み立てた

ピマ綿の裏毛スウェット。

 

軽く、柔らかく

それでいて生地にコシがある。

葛飾の限られた工場でしかできない加工によって

耐久性と弾力を持たせているから

ナイロンのインナーに着ても

潰れた印象にならない。

 

 

アノラックを脱いだときも

一枚でちゃんと成立する。

これが、このスウェットのクオリティの高さだと思う。

 

たとえば

ライトブルーのスウェットに、ブルーのナイロンアノラック。

 

賀茂川沿いを歩く朝

少し冷たい空気を

ナイロンが軽く遮ってくれる。

 

アノラックのシャリっとした質感と

裏毛のふんわりした肌触り。

異素材のコントラストが

スタイリングに奥行きをつくる。

 

パンツはウールトラウザー。

足元はローファーか

少しボリュームのあるレザーシューズ。

 

アウトドアに振れすぎず

かといって街着として軽すぎない。

このバランスが、京都ではちょうどいい。

 

場所を東山に移す。

 

アノラックのフードを下ろし

ジップを少し開けると

中のブルーが覗く。

 

派手さはないけれど

石畳や古い町家の色に

不思議とよく馴染む。

 

 

このブルーは

ネイビーほど重くなく

グレーほど無機質でもない。

街の背景を邪魔しない色だ。

 

アノラックを脱いで

スウェット一枚になる午後。

 

 

リブ丈が短めに設定されているから

シャツをレイヤードしても

裾がもたつかない。

 

白いバンドカラーシャツを中に入れて

袖口と首元に白を少し。

パンツはチノでもいい。

 

清潔感があって

でも力は抜けている。

観光でも、買い物でも

そのまま喫茶店に入れる。

 

休日なら

インディゴデニム+ナイロンアノラック+ブルーのスウェット

 

デニムもスウェットも

着込むほどに自分の形になる服だ。

数年後

生地の柔らかさや色の変化が

京都で過ごした時間の記憶と

重なっていく。

 

このスウェットは

そういう時間を受け止めてくれる。

 

糸、生地、加工、仕上げ。

日本の技術が詰まっているのに

着ると驚くほど自然。

 

ナイロンアノラックのインナーとしても

一枚の街着としても

ちゃんと機能する。

 

 

京都の街を歩くためのスウェット。

静かで、実用的で

何度も袖を通したくなる一枚だ。

 

 

awasa / supima aging cotton crew neck sweatshirt

 

 

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