「タックとツヤで、街を歩く。」

「タックとツヤで、街を歩く。」

NagaoDaisuke

元はといえば、ウェポン(West Point)は

その名の通り、アメリカ陸軍士官学校の

制服用に開発されたファブリック。

高密度に織り上げられたツイル地は

タフで上品、ミリタリー由来とは

思えないほどの光沢を持つ。

軍服としての規律と、学生服としての品格。

その両方を求められた素材ゆえの

絶妙なバランスが魅力だ。

そんなクラシックな生地に

現代の加工技術でひとさじのモダンを。

バイオ加工で手触りは驚くほどしなやかに

反発加工でほどよいコシと立体感をキープ。

 

roundabout / Pin Tuck Half Pants


素朴さの中に、都市的な洗練が宿る。

ピンタックで表現した裾まで続くタックは

まるでクリースのように見え

ミリタリーの無骨さにドレッシーな

空気をほんのり加えてくれる。

膝下まであるワイドなシルエットも

武骨さと気品を共存させる絶妙な設計。

ストリートとモード。ミリタリーとドレス。

二項対立を軽やかにまたぎながら

服好きの心をくすぐる“ツウ好み”の一本。

だから、ストリートにも

ちょっと気取ったモードな着こなしにもハマる。

roundabout / Pin Tuck Half Pants


今日はTシャツ、明日はシャツ

さてさてどう合わせようか?

 


 

朝の街角。

カフェでコーヒーを買って

そのままぶらりと歩き出す。

ちょっとオーバーサイズな白Tに

タックインしたワイドショーツ。

光を反射するウエポン生地が

まだ静かな街の空気とよく馴染む。

深く入ったタックは

動くたびに品のある表情を見せる。

レザーベルトの艶と

足元のチェッカースリッポン。

古着っぽさと新しさ

そのちょうど真ん中を選ぶのがUN流。

くしゅっとルーズに履いたブルーソックスが

抜けたリズムを作ってくれる。

堅すぎず、ラフすぎず。

誰に見せるでもなく、自分だけが分かるバランス。

今日も、そんな格好で街角をすり抜けてみては?。

 

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