アートのように耳元を飾る──

アートのように耳元を飾る──

NagaoDaisuke

 

そぎ落とされたラインに、静かな熱を宿す。



80年代

アメリカの無名アーティストが

一点一点手作業で仕上げたという

このユーズドのピアス。

コンテンポラリーなデザインの中に

どこかネイティブジュエリーの空気を

感じさせる――

そんな、時代もジャンルも横断する

“佇まいの強さ”が宿っている。

 

 

素材はシルバー925。

キャストを一切使わず

職人の手によって丹念に造形されたこのピアスは

完璧ではない“ゆらぎ”があるからこそ

心を打つ。

金属がもつ無機質な冷たさの中に

温もりのあるクラフト感が同居している。

その存在感は、まるで彫刻。

あるいは、静かに時を語る建築物のよう。

 

 

フォルムは抽象的でありながら

明確な意志を感じさせる。

直線と曲線のせめぎ合い

光を受けて変化する表情。

ピアスという小さなキャンバスに

ひとつの美学が凝縮されている。

だからこそ、モードにもカジュアルにも――

シンプルなTシャツスタイルにも

ジャケットの隙間から覗かせてもいい。

 

気温が上がり

肌が軽くなるこれからの季節。


余計なものは身に着けたくないけれど

自分らしさは妥協したくない。

そんな大人の女性の耳元に

このピアスはしっくりと馴染む。

静かだけれど、確かな存在感。

媚びないけれど、美しい。

 

それはまるで

ハンサムな女性の立ち姿のように。

控えめでありながら

見る者の記憶に残るジュエリー。

 

「誰が作ったのか」よりも

「どう見えるか」よりも

「何を感じるか」。

そんな感性で選びたい

夏のアクセサリーです。

 

USED / Contemporary Design Pierce

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