
La madri VINTAGE POP UP
NagaoAtsuko明日から開催される
La madri VINTAGE POP UP。
今回は90年代頃の
レディース・ヴィンテージシューズを中心に
流行に左右されることなく
女性のワードローブに寄り添い続ける
“永遠のスタンダード”を揃えて頂きました。
その中でひときわ存在感を放つのが
GUCCIのアンクルブーツです。
GUCCIを象徴するビットローファーをベースに
足首まで包み込むブーツに仕立てたデザイン。
クラシックな気品をそのままに
新しい解釈を加えたこの一足は
私自身とてもお気に入り。
どこか、20代の頃に愛用していた
アメリカや欧州のワークブーツを
思い出させる空気感を纏っています。
ただしそこにあるのは
アメリカンワークブーツ的な無骨さではなく
GUCCIならではの品格。
まさに「上品な女性のためのワークブーツ」
と呼びたい仕上がりです。
Brown ― ノックアバウトを想わせる余裕と柔らかさ
ブラウンは、その深みのあるトーンから
私も20代に愛用した
アメリカのハンドメイドモカシンメーカー
ラッセルモカシンのノックアバウトブーツのような
クラシックな佇まいを思わせます。
けれども、土っぽさは一切なく
むしろ柔らかさと知的な雰囲気を
引き立てるのがGUCCIの魔法。
デニムやチノに合わせれば自然体でこなれた印象に。
シルクシャツやカシミアのニットを合わせれば
トラッドをベースにした大人の余裕を漂わせます。
休日のカフェや美術館めぐりにも
しっくり馴染む、落ち着きのあるカラーです。
Black ― ミューシーを想わせる都会的な洗練
一方ブラックは
同じデザインでありながら
まったく異なる表情を見せます。
私には、Parabootのミカエルのブーツタイプ
“ミューシー”を連想させる一足。
けれどもその仕上がりは
さらに洗練され
都会的なムードを纏っています。
端正な黒は
スタイリングを選ばず万能。
細身のスラックスやロングスカートと
合わせれば凛とした女性像に。
あえてスウェットパンツに合わせると
リラックス感の中にモードなニュアンスを
差し込むことができ
ぐっと新鮮なバランスが生まれます。
ブラウンは“柔らかく知的に”
ブラックは“端正で都会的に”。
同じモデルでありながら
まるで違う二人の女性像を
描き出すようなGUCCIのアンクルブーツ。
時を経てもなお古びることなく
むしろ今のスタイルに新しさを
与えてくれる名品です。
ぜひこのPOP UPで
その佇まいを実際に確かめてみてください。