スウェットとパンツの関係。
NagaoDaisuke
スウェットは
どう着るかで顔が変わる。

とくに
職人の手で一点ずつ仕上げられた
このスウェットは
存在感が強い。
だからこそ
合わせるパンツは
「美しいもの」がいい。

たとえば
深くタックの入った
ワイドトラウザー。
あるいは
ストンと落ちる
センタープレス入りのスラックス。
足もとにはローファーでもいいし
レザーのスニーカーでもいい。
無造作に着たスウェットが
一気に都会的な空気をまとう。


スウェット自体は
コットン×ポリエステルを
ベースにしたリアルな加工もの。
ペンキの跳ね
絶妙なダメージ
──ヴィンテージのように見えて
実は一点一点ハンドメイドの仕事。
L.A.発のブランドらしい自由さが
シックなパンツにぶつかる瞬間が面白い。
週末の午後
街へ出るなら
こんな組み合わせがいい。
古書店やカフェをはしごしても
ただ歩いているだけでも
スタイルにリズムが出る。
カジュアルとモードの間に
漂うムードは
美しいパンツがあってこそ成立する。

スウェットを主役にせず
パンツに委ねてみる。
そのほうが
服と街の関係が
ずっと自然になる気がする。
MOOJI MOOJI / CL CREW SPLATTER