
「Tシャツしか着たくないけど、Tシャツじゃ物足りない話。」
NagaoDaisuke
梅雨入り。
湿度、急上昇。
毎年のこととはいえ
京都のこの蒸しっぷりには慣れません。
不快指数、まっしぐら。
こんな季節
外に出る気すら削がれるけれど
Tシャツを着ればなんとか
気持ちが持ち直す。
ただ、それが**毎日ともなると
なんかこう
“ちゃんとしてない感”**が
顔を出してくるんですよね。
「楽が一番」。
それはもちろん大前提なんだけど
その“楽”の中にほんの少しだけでも
“ちゃんと感”が欲しくなる。
自分の中の
ちょっとだけ意識高いパーソナリティが
顔を出すわけです。
この感じ
昨日書いた“
フルレングスの夏パンツ”の話と
似ています。
「Tシャツって
そもそも肌着だったんですよ」
いまや世界中の誰もが持ってる
ファッション界の
ベーシック・オブ・ベーシック。
Tシャツ。
言ってみれば、洋服界の白米。
その起源には諸説あるけど
確か、アメリカ軍の兵士の
肌着がルーツだったはず。
20世紀初頭には
「裁縫できない独身男性の味方」なんて
広告もあったらしいし
1950年代には
マーロン・ブランドが
映画で着て一気に市民権を獲得。
そう聞くと
Tシャツってなんだか武骨な
存在だなって思う。
まさに
「無口だけど頼れる」系男子アイテム。
いまでは
ファストからラグジュアリーまで
ピンからキリまで幅広く存在。
それでもやっぱり
TシャツはTシャツなんですよね。
「週に2日くらい
“大人のTシャツ”を着てみる」
そんな中で
自分の中にあるのが
「Tシャツと同じくらい気楽に着られるけど
ちゃんと見える半袖服」って欲求。
でもこれが
案外見つからない。
Tシャツに匹敵するカジュアルさ
着回しやすさ
スタイリングの汎用性
着心地の良さ……。
言ってしまえば
“Tシャツ以上Tシャツ未満”なやつ。
で、自分がたどり着いたのが
ハイゲージのニット。
コットンかリネンの
半袖ニットが特にお気に入り。
ニットって言うと
ちょっと身構えるかもしれないけど
これはもう
**Tシャツのフォルムをした“
大人のニット”**です。
「“ちゃんとした感”って
思ってるより効きます」
usedアイテムを
よく着る自分にとって
この“ちょっとちゃんとしてるけど
気取ってない”半袖ニットは
スタイリングの中で
めちゃくちゃ重要なピース。
正直、毎日着ると
シンプルすぎて飽きます。
でも週に1〜2回
これを挟むだけで
Tシャツのカジュアルさや
デイリーな服の良さを
再確認できるんです。
ファッションって
振り子みたいなもの。
抜きすぎても、詰めすぎてもダメで。
たまに「ちゃんとした何か」を
着ることで、日々の“普通”の服が光る。
「この気持ち
誰かと共有したくなる季節」
夏が始まるたびに
思うんです。
このちょっとした“温度差”の話を
誰かと共有できたらいいなって。
Tシャツが大好き。
でも、Tシャツだけじゃ物足りない。
そんなわがままな気分を
満たしてくれるアイテム
あなたは持っていますか?