「上質を、日常に。」
NagaoDaisukeオーストラリアの
メリノウールの中でも
16.5ミクロンという極上の
繊維だけを選び抜き
ていねいに紡績したニットがある。

数字でいえば“SUPER140s”。
本来ならスーツ地で
語られるようなランクの糸を
あえてデイリーウェアとして
編み上げているのが面白い。

見た目は控えめ。
けれど、触れた瞬間にわかる。
しっとりとした弾力、素肌に
吸いつくようななめらかさ。
まるで肌着のように軽く
けれどウールらしい保温力がちゃんとある。

ハイゲージ特有の上品さを
ほどよく抑えているから
スウェットやカットソーの延長で
スタイリングできるのもいい。
春先
くたっとしたデニムにさらりと合わせるだけで
街の空気が柔らかくなる。
乾いたツイルやワークパンツと
組み合わせれば、素材の上品さが
ぐっと際立つ。
秋になれば
テーラードジャケットの中に忍ばせたり
CPOシャツの下に重ねたり。
薄手なのに頼もしくて
つい手が伸びる。
冬場も
オーバーコートの下でしっかりと暖かく
それでいて着膨れしない。
この一枚が
季節のあいだをなめらかにつないでくれる。
紡毛の分厚いセーターが
クラシックなのは確かだけれど
今の日本の気候には
こういうハイクオリティな
中間ゲージがちょうどいい。
アウターの下にも
シャツの上にも
どちらにも馴染む。
古着のワークジャケットの中でも
上質なウールの質感はしっかり主張してくるし
逆にスラックスに合わせても気取りがない。

“上質”という言葉が
時々遠く感じるけれど
このニットは違う。
それは手に取って初めてわかる
日常のなかの贅沢だ。
肌が覚える心地よさを
そのまま毎日の服にしてしまったような
――そんな一枚。
PERSONAL MATTERS / Merino Wool Crew Neck Sweater