
「毎日穿けるスラックス、みたいなジーンズの話。」
NagaoDaisuke
Wrangler(ラングラー)の
Wrancher Dress Jeans(ランチャードレスジーンズ)。
名前からしてちょっと妙だ。
ドレス?ジーンズ?って。
でもこれが、まさに“いいとこ取り”のパンツ。
シルエットは微フレア、素材はポリエステル100%。
パッと見はスラックスだけど
構造はしっかりジーンズ。
しかもアメリカ製。
なにより、このパンツが頼もしいのは
「気負わず穿ける」ところ。
ちゃんと見えるのにラフ。
洗ってすぐ乾くし、タフだから気を使わない。
そんなふうに
“ちょうどいい”パンツって
意外とないと思う。
「ジーンズでもあり、スラックスでもある。」
Wranglerといえば
Levi’sやLeeと並ぶアメリカンワークウェアの雄。
カウボーイやトラック運転手が似合う
そんなイメージがある。
でもWrancherは、ちょっと違う。
1960〜70年代
ウェスタンウェアのドレッシー化が
進んだ頃に生まれたこのモデルは
教会や街へ出かける“よそ行きのジーンズ”
だったそうだ。
現地のグランパか何かが
アイロンをピシッとかけて穿いてたとか。
つまりこれは、「働く服」の流れの中で
“人前でもかっこよくいたい”という
なんだか人間らしい欲求から生まれたもの。
ワークウェアなのに、ちょっとキザ。
そこがいい。
「なにげない日を支える一本。」
最近は、シンプルな格好のほうが
しっくりくる日が増えた。
だからこそ、パンツに
“ちょっとした個性”があると助かる。
例えば、古着のTシャツに合わせても
センタープレスがピシッと効いてるから
野暮ったくならない。
スウェットに合わせても
微フレアのシルエットでちゃんと足元が整う。
革靴もスニーカーも合うし
たぶんサンダルでもいける。
それに、ポリエステル100%って
聞くとスポーツウェアっぽく聞こえるけど
実際はサラッとしてて快適。
天気も季節も気にせず
ほぼ一年中穿けるのも助かる。
「服に迷う朝に、手が伸びる理由。」
ファッションは、気分で着るもの。
だけど生活は、いつだって日常の延長だ。
コーディネートを頑張りたくない朝もある。
何着ようか迷う時こそ、このパンツの出番。
なにげない見た目で、ちゃんと個性がある。
気を使わずに、ちょっと大人に見せてくれる。
そんな服が、案外いちばん“使える”のかも。
Wrangler / Wrancher Dress Jeans
ドレスジーンズ。なのに5ポケット。
なのにアメリカ製。
不思議な存在感だけど
なんだかずっと穿いていたくなる一本。
これはたぶん、ワードローブの中の
「セカンドスキン」。
体に馴染んで、生活に馴染んで
気づけば週に3回くらい穿いてるやつかもね。