抹茶色に恋をする

抹茶色に恋をする

NagaoAtsuko

 

1980年代

アメリカのカレッジカルチャーと

デイリーウェアの交差点で生まれた

このLeeのスウェット。

今、改めて手に取ると

その静かな存在感に惹き込まれる。

 


コットン×レーヨンのブレンドボディは

スウェットというより

肌にすっとなじむロングスリーブTシャツ。

重さはゼロ。

でも、ちゃんと“味”がある。

あの頃の空気を纏った、唯一無二の軽やかさ。

 

 

色味は抹茶を思わせるスモーキーなグリーン。

甘さはなく、でも冷たくもない。

不思議と女性らしさが滲み出るこのトーンは

洗いざらしのデニムや

ダスティピンクのプリーツスカートと好相性。

足元はMaison Margielaのタビバレエや

ニュアンスカラーのadidas Sambaで抜け感を。

少し遊びたい日は、白のソックスをレイヤードしても。

 

バッグは、The Rowの小さなクロスボディか

レザートートで潔くミニマルに。

耳元に一点だけゴールドのピアスを添えると

どこかフレンチシックなムードも漂う。

ヘアはラフなひとつ結び

もしくはジェルでタイトにまとめてミニマリスト風に。

メイクは素肌感を大切にしつつ

リップだけ深みのあるベリーで引き締めると

大人の“抜けと締め”がバランス良く決まる。

 

仕立ては、4本針のフラットシーマにラグランスリーブ。

ディテールまできちんと作られていて

ノームコアでは終わらせない“芯”がある。


「なんだかんだ、こういうのが一番着ちゃうよね」


なんて言いながら、気がつけば毎週手に

取ってしまうような、そんな一着。

 

 

ただのヴィンテージじゃない。

80年代のリアルな空気と

今の私の都会的感性が交差する、Leeのスウェット。

さりげないけど、忘れられない。

そんな一枚を、日常のワードローブに。

 

 

Used / unknown 80's Lee sweat

返回博客

发表评论

请注意,评论必须在发布之前获得批准。