削ぎ落とした美意識は、岡山で織られていた。

削ぎ落とした美意識は、岡山で織られていた。

NagaoDaisuke

10オンス。重すぎず、軽すぎず。

ちょうどいい生地感のストレッチデニムが

flistfiaから届いた。

目面は端正。

けれどムラのある織りが

表情をつくる。

クラシックだけど

どこか都会的。

見た目にも、手触りにも

上質さがにじむ。

生地には一度

洗いをかけている。

縫製前に縮みを抑えるのは

技術というより、哲学に近い。

シルエットは8分丈の

スラックス仕様。

スニーカーにも革靴にも合う

絶妙な“引き算”

太ももから裾へと流れるラインは

緩やかなテーパード。

スマートだけど

タイトじゃない。

しっかりと厚みはあるのに

軽やかに落ちる。

ゴムウエストなのに“部屋着”に

見えないのは

この目面の上品さがあるから。

ラフに穿けるのに、穿くだけでキマる。

このパンツ、引き算がうまい。

ウエストはベルトループ付き。

だけど、紐とゴムが効いてる。

少しラフに穿いても

だらしなく見えない。

そういう服。

裾はすくい縫い。

つまり、自分好みに

丈上げできるということ。

手を入れる余白が、余裕を生む。

作り手の姿勢が、仕立てに出る。

これは、ただのデニムじゃない。

次の一本を探してる“大人”にこそ

穿いてほしい一本。

flistfia / Belted Trousers

 

このLOOKのスタイリングからも

感じれる。

コンクリートと木の温もりが

共存する部屋。

その空間に

ナチュラルに溶け込む

ブルーのデニムスラックス。

ほどよいゆとりのある

テーパードシルエット。

足元はストラップサンダル

トップスはフーディー。

けれど“ただのラフ”じゃ終わらないのは

パンツに宿る上質な落ち感と

絶妙な8分丈バランスのおかげ。

どこか北欧の空気すら

感じさせるこの佇まいは

部屋着でも街着でもない。


“自分らしさで選ぶ日常着”

のひとつの正解。

 

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