
一枚でサマになる / METHO
NagaoDaisuke桜の見頃も過ぎ去りました。
そうなるとそろそろ
日中は羽織モノが要らなくなる気候が
近づいてきます。
この時期から6月の梅雨入りまでの間
無茶苦茶便利なのがシャツ。
ただシャツというアイテムは
普通にスタンダードなモノだと
既にかなりの枚数を所有されている人も
正直沢山いらっしゃると思います。
そうなると中々買いたいと思える一枚が
見つからない。
しかも一枚で少し洒落た感じに
スタイリングが決まってくれるデザインは
更に見つからない。
見つけました。
見つかりました。
ええのが。
ちょうどええの。
ちょうどええ塩梅。
METHO / Open collar flat shirt
足し算、引き算。
男性的、女性的。
上品ながらカジュアル。
一枚ワードローブにあれば最高なシャツ。
セーラーカラーの様な
イタリアンカラーのような。
プルオーバーの様な
フルオープンのシャツ。
またこのシャツのサイズ感が
今の時代の気分に丁度いい。
ダボダボのルーズな感じでもなく
かといって真面目なシャツのサイズパターンでもない。
色々と細かいところが本当にいい塩梅。
生地は細番手の上質なコットン。
ストライプは王道ロンドンストライプ。
ドレッシーにもハマる。
METHO / Open collar flat shirt
黒はあえてステッチをホワイトの
カラーステッチで縫製。
このアクセントがまたいい感じに
山椒が効いててピリッと
デザインを締めてくれている。
これでステッチも黒だと
イタリア顔になりすぎる。
夜の匂いがしてくる。
エグゼクティブなシャツになってしまうんです。
それはちょっと気分ではないので。
縫製糸をホワイトにするだけで
たったそれだけで見え方の印象が
180℃変わるこの摩訶不思議。
これがデザインの足し引きの妙。
大きなディティールをデザインするよりも
ほんの少しの変化で十分と
存在感のあるデザインが誕生する。
昔の洋服をそのまんま再現するのではなく
良いところを踏襲しつつ
細かな工夫と少しの足し引きで
現代的にアップデートされた洋服。
今とこれからの洋服とデザイン。
まさに丁度ええ塩梅。